内容紹介
明治後期、人身売買の競りにかけられた少女チヌと姉のサヨリ。チヌは矢津遊郭の「東陽楼」の娼妓となり、大地主・若水公三郎を旦那につけることで二番手娼妓に出世する。サヨリは女衒・瀬島に見出されるも身を持ち崩し、瀬島を捜し求めた末に殺害。チヌは若様からの結婚の申し出を受け一児を成す。ふたりの姉妹の運命が分かれる中、女衒・瀬島の半生が語られる。※この作品は『ストーリーな女たち』Vol.111~114に収録されています。重複購入にご注意ください。
レビュー29
5/52026/05/01 未設定
瀬島も、母親もたぶん現代では発達障害持ちだよね。一見分からないタイプの、顔がいいってだけじゃなく不思議な魅力と色気がある。 厄介なのは本人がまともに生きようと思っても魅力的すぎて周りがほっとかないんだよ。カンがよすぎる本人からすると「どうせこういうの望んでるんでしょ?」って悪くなるから罪悪感もない。 こういう人間は、本当に損得勘定なしに自分を愛してくれる父親や、初めて会った頃の姉やんが必要
5/52026/01/12 とうきび
読む方も辛い気持ちになる過去編に引き込まれて一気読みしてしまいました。 後半にチヌの子供を見て時代的に戦争に行かなければならないのかな。とまた辛くなった。