内容紹介
ある小学校で、小学6年生の児童が学校の屋上から飛び降りた。児童の名は紫村俊介。命こそとりとめたが意識不明の重体で、現場に残された遺書からいじめを苦にしての自殺未遂と推測された。そして、遺書にはいじめの加害者として青空茜の名前があった。母親の青空翼は娘を問い詰めるが、茜は頑としていじめの事実を認めない。そんな茜の態度に引っ掛かりを覚えつつも、翼は娘を信じることにする。なぜなら、紫村俊介はかつて茜をいじめていた子だったからだ――。果たしていじめの本当の「加害者」は誰なのか。ヒット作『娘がいじめをしていました』に続く、いじめ問題のタブーに切り込んだセミフィクション。【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
レビュー14
俊介の遺書と最後に明かされた事実を照らし合わせると、俊介はいじめそのものを「悪いことをした」と反省したけれど人を傷つけたってことは反省できなかったんだなという演出。そうでなければあの遺書はああはならなかった。全然同情できなかった。夫が自分の息子の加害(暴言・暴力)はたいしたことない、でも息子の被害(暴言のみ)は大騒ぎするの父親そっくり、まだ加害の時に解決しようとした母親の方がマシ。
正直自分がいつか子供を育てる親になった時、いじめをしない子、加害者にならない子に育てるのってどうしたらいいかわかんないよな。