内容紹介
母子の壮絶なる「轍」の物語、完結。転落事故の影響で生きる気力を失ったママを、自宅に連れ帰った静一。ママはもはや静一が誰かを認識できず、日に日に衰弱していく。そんな“解(ほど)けていく”ママを、静一はじっくり観察する。毎日、毎日。やがて夢の中で始まったのは、静一とママの「最期の会話」。今、彼女と僕の世界は消失し、物語は終焉する。
レビュー93
5/52026/06/07 未設定
呪いは解かれたんだろうかなあ。でも静一が一人でい続けることを洗濯した人生、作者にはご家族がいることを思うとやっぱり呪いは解かれてないのかもな。ずっとなんかうっすら絡みついて気になるよね。
4/52026/06/04 COCO
よく「嫌いな人から逃げていい」「毒親とは離れるしかない」などと言うがそう上手くいくわけじゃない。自分を虐待し支配した挙句責任放棄した母を捨てられず介護するのはリアリティがあり辛い。実話が元らしいが作者は漫画家になり妻子もいて静一のようにならなくて済んだようだ。しげるを殺さなかったバージョンを読みたかった。弱い立場の嫁、密室育児、親子癒着、歪な人間関係を集約したような作品だった。