内容紹介
「どうして、私が――」 36歳で突然子宮体がんと診断され、いくつもの治療の選択肢を前に立ち尽くす並木紬。面影橋メディカルセンターでがん患者支援に携わることになった弱井は、誰にも苦しみを打ち明けられず涙する紬に、「焦らず時間を取って悲しんでこそ前に進める」と伝える。少しずつ病を受け入れ始めた紬だったが、手術後、家族への罪悪感に苛まれ、すべてを受け入れてくれる生成AIとの対話にのめり込んでいき…。一方、主治医・岩城のもとには、その言動をめぐり、患者や家族から不満の声が寄せられていた。「がん患者の生きる支えとなる心に向き合うことは、治療そのものを意味すると、僕は思います」 あたりまえだった日常が、手からこぼれ落ちていくがん治療。その中で精神医療にできることとは何か。自分らしく生きることの意味を問う――「がんと心」編、完全収録!!
レビュー10
5/52026/05/21 25時
死をどう思うかを問われての返答に救われました。 私もそうありたいです。
5/52026/05/20 人生迷子
私も30代で癌になりました。 運よく早期だったため、抗がん剤等も無かったです。 5年以上経過しましたが、再発転移もありません。 でも定期検査の度にもしかしたらと死刑宣告を待つ気持は変わらないです。残念ながら私には心に寄り添ってくれる人はいなかったですが、元気にやっています。今も苦しんでる誰かが少しでも前向きになってくれたらいいなぁ。