内容紹介
人間と妖が危うい均衡の中で共存する大正時代の日本。華族令嬢の透子(とおこ)は、幼い日に妖に攫われながらも無傷で生還したことから、「妖もどき」と蔑まれて孤独に生きてきた。その運命は、人間と妖の和睦のため鬼の頭領・銀(ぎん)の妻として捧げられることになり、大きく動き出す。和睦の駒として、形ばかりの夫婦であろうとする銀だったが、実は透子が知らない傷と透子への想いを隠し持っていた──。
人間と妖が危うい均衡の中で共存する大正時代の日本。華族令嬢の透子(とおこ)は、幼い日に妖に攫われながらも無傷で生還したことから、「妖もどき」と蔑まれて孤独に生きてきた。その運命は、人間と妖の和睦のため鬼の頭領・銀(ぎん)の妻として捧げられることになり、大きく動き出す。和睦の駒として、形ばかりの夫婦であろうとする銀だったが、実は透子が知らない傷と透子への想いを隠し持っていた──。