5/52025/07/02 ミール姫

本編で誘拐されたキースとアントンの物語。『八日目の蝉』の男性版のような哀しくも深い愛の物語で、久しぶりに泣いてしまいました。血のつながらない父子の絆、イングリットとの報われぬ愛、トーマスの深い愛情。クララの諦めない心。他のキャラクターも少しだけ登場して、続編としては嬉しい限りです。歴史的にはナチスが台頭してくることを予感させます。池田理代子先生が外伝で描いただけに力作だと思う。本編未読でも◎。